自己重要感とES
長屋君おめでとう。
長屋が来て、3年。4月には、4年目になりますね。
当時は、彼と同じくらいの世代が3人いて一番下の弟のような存在でしたが、今では、彼が現場を引っ張っている存在になっています。
大変うれしいことです。
うちでは、誕生日のお祝いを2年前から始めました。
当時、とかく、職場は、仕事をするところ。特に、仕事が忙しくなってくると殺伐とした空気がひろがってきて社内の雰囲気は、良くなかったのです。
また、忙しくなってくると、ミスが多くなってきます。私も叱ったり、注意しますから、「頑張ってるのに怒られて・・・」と理不尽な思いを抱く社員もいました。
その感情が、また、社内に暗い雰囲気をつくっていきました。
人は、感情の動物です。感情で納得できなければ、いくら理屈が正しかろうと人は動いてはくれません。
そして、何より満足して仕事ができない日常に私は疑問を感じていました。
こんなことをしていて、自分も社員も満足できていない、お互いやりきれない思いを持ちながら鬱積した気持ちで毎日を過ごしている。
不満と不信が渦巻く会社になっていました。
そんなとき、知り合いの工務店のブログに社長が社員の誕生日にケーキを買ってきてお祝いをしているブログを見ました。
社員と社長がケーキを囲んで満面の笑みで写真に写っています。
その会社は、当社より3倍くらいの売り上げと棟数をもち、11人でやっていました。当時は、うちの社員は6人でした。
私は、その工務店の社員さんの何人かとも知り合いで社内が和気あいあいとしている雰囲気を感じていました。
当社よりずっと忙しかったに違いありませんが、社員同士とても雰囲気がいい会社で、とてもうらやましかったのを覚えています。
ブログを見たときこういうことが大事なのだなと思いました。
仕事をするだけでなく、大切な存在として認めてもらえる。そういったことを実感できることが、社内の信頼感や愛社精神につながっているのだと思いました。
それからうちでも社員の誕生日を祝うようになりました。本当にちょっとしたことなのですが、こういった小さなイベントが、お互いを思いやる空気を少しづつ育んでいってくれたようです。
まあ、知り合いの工務店には及ばないかもしれませんが、うちも楽し気な会社になってきたなあと思う今日この頃です。
人は、みな自己重要感を求めています。
もちろん、ミスをすれば叱られることもあるでしょう。
けれど、自分が大切にしてもらってることがわかれば、真摯に受け取ってくれるのです。
楽しく元気で、向上心あふれる社風を作っていきたいものです。
では。