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バルコニーを広くとらない理由

2018-06-18

現在の住宅において、あまりバルコニーやベランダを広く取ることは設計士としては、好みません。

これは、私の好みという事ではなく一般的にそうだろうと思います。

 

そして、使い道も布団を干すくらいしかなく、ロケーションを楽しむほど現代人に余裕はないと思います。それなら、サニールームをかねたホールなどを作るなどした方がよいと思います。

また、現代人には、住宅にバルコニーはついているものと思い込んでいる方も多いようです。

 

 

基本的に、バルコニーはどうしても雨漏りの原因になりやすい構造になってしまいます。

現代では、FRPやウレタン塗膜防水などの優れた防水方法もありますが、長い目で見るとやはり漏水のおそれはついて回ります。

 

現在では、屋上庭園も流行っていますが、その方が普通の屋根にすのこを引いているようなものなので、屋根の防水ができていればよいわけです(屋根形状によっても漏水の良しあしは出てしまいますが)

 

 

また、オーバーハングつまり、ベランダ部分の下に階下の居室や構造物のない飛び出たタイプのバルコニーは、躯体への大きな負担になり耐震力にも影響を出します。

また、一部のみに荷重がかかり続けると躯体にも変形が起こりますので、外壁の亀裂やそこからの漏水ということにもなります。

 

 

また、バルコニー下部は、断熱という意味においてもしっかりとした断熱施工をするのは、難しい箇所です。

よほど断熱材の施工の知識と経験を併せ持つ職人さんでないと難しいと思います。

 

現代の住宅はどうしてもデザインが優先されるため難しいことも多いのですが、できればバルコニーのドレン口は、住宅の本体にかからないところで取り付け、バルコニーのドブになる部分も住宅の外側になるように作ることがいいだろうと思います。

 

また、断熱は、基本うまくいかないものとしてバルコニー床下と室内側に、二重に行うなどの工夫が必要だと思います。

 


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